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耳でキノコを育てたい《第五話 C》

食事より友達 吐き気と腹痛がひどい。 尻からオレの大好きなゲリが、口からは別に好きじゃないゲロが流れ続けている。 そういえば結局昨日も食事を摂らなかった。 食事の大切さが今になって分かった気がした。 「早く何か口にしなければ・・・。...
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耳でキノコを育てたい《第五話 B》

食事大事 今日は久しぶりに食事を摂ってみようと思う。 昨日、体が踊りだす前から息が切れて胸が苦しかった。 きっと栄養不足なのだろう、食事って大事なんだな。 とりあえず冷蔵庫にあった草の塊をとりだす、なんの植物か分からないが。 そして...
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耳でキノコを育てたい《第五話 A》

どうするメニュー? 今日は少し運動をしようと思う。 最近体の衰えを感じる。 昨日だって、とても気分が上がって体が勝手に踊りだしてしまったが その前からすでに息が切れていた。 運動不足だと思うかもしれないが、実は普段から運動はしている...
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耳でキノコを育てたい《第四話 C》

友達が欲しい おはようございます。オレは窓の桟のカビをスプーンですくって他の場所にも塗り広げてあげることにした。 これでもっと友達を増やすことができる。 いつかこのカビ達と仲良くなったら、オレの仕事や家事を代わりにやってもらえないか...
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耳でキノコを育てたい《第四話 B》

リサイタル おはようございます。オレは窓の桟のカビにオリジナルソングを聞かせてあげることにした。 スマホに保存してある音姫の動画をループ再生に設定し、音量を最大にしたら準備完了だ。 音姫「ジョボジョボジョボシャーーー」 ...
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耳でキノコを育てたい《第四話 A》

ロマン おはようございます。オレは窓の桟のカビをプラケースに入れて飼育観察することにした。 散らかった机の上にある小さなプラケース、その中に広がる壮大なカビの世界。 これこそ男のロマンだろう。名付けて「カビリウム」だ。 しかし・・・...
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耳でキノコを育てたい《第三話 B》

向こうが上手 (次の日) チラシの番号に電話したら、すぐ来てくれるという。 「訪問料、見積料は無料です」 金などどうでもいい。 トイレを見た時のリアクションを想像するとワクワクしてきた。 40分も経たずにやってきた。迅速な対応にオレ...
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耳でキノコを育てたい《第三話 A》

どうする? さて、今日が終わる前に昨日見つけた窓の桟のカビをどうするか考えよう。 プラケースに入れて飼育観察しようか?オレが作った曲を聞かせてあげようか?スプーンですくって他の場所にも塗り広げようか? 久しぶりに頭を使ったら眠くなっ...
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耳でキノコを育てたい《第二話 B》

玄関のチラシ 「ん?」 オレは玄関ドアのポストからカラフルなチラシが飛び出していることに気付く。 「これは・・・水道修理のチラシ。」 チラシの下部には「”このチラシを見た!”で1000円OFF!」の文字。 「は?」 オレは舐められて...
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耳でキノコを育てたい《第二話 A》

窓の桟 100日ぶりに窓の桟を見たら大量のカビがこびり付いていた。 「うーん、どうしよう。」 テレビを見ながらひたすらその独り言を繰り返していたら一日が終わった、明日また考えよう。 もう夕方なので風呂に入って寝よう。 筆者 き...
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